使い方
SplatStudy は生まれたばかりで、日々変わっています。このページは今日の時点のアプリを説明しています。ショートカットの一覧はアプリの「ヘルプ › キーボードショートカット」にあります。
動作環境
- ブラウザ版:WebGPU が必要です。Chrome・Edge の最新版、または Safari 26 以降。WebGPU が使えないブラウザでは、起動せずにその旨を表示します。
- デスクトップ版:今は 64 ビットの Windows。macOS 版も続きます。Linux はソースからビルドできます(ダウンロード)。
- 入力:マウスで使えます。ペンタブレットならもっと良く、筆圧でストロークの強さと大きさが変わります。
はじめに
app.splatstudy.com を開きます。左の塑像のビューに粘土の球が出ます。粘土の上をドラッグすれば彫れます。基本は「ヘルプ › はじめに」にまとめてあります。
すぐにモチーフで試すなら、アプリに付いている石膏像を開いてください:ブルータス、ミロのヴィーナス、ダビデの頭部。デンマーク国立美術館(SMK)が王立石膏像コレクションからスキャンし、パブリックドメイン(CC0)で公開しているものです。
言語はブラウザの設定に合わせます(日本語・英語・フランス語)。「言語」メニューで変えられます。ブラウザ版は作業しながら自動で保存し、再読み込みしても続きから始められます。
画面
- メニューバー:ファイル・編集・オブジェクト・表示・タイムラプス・視点操作・言語・ウィンドウ・ヘルプ。
- 塑像(左のビュー):自分の粘土。ツールバーにツールの選択、ライト、ビューごとの表示があります。
- モチーフ(右のビュー):見て学ぶ対象。こちらにもツールバーがあります。
- 左右のパネルは、たためるグループに分かれています。左はツール設定・サブディビジョン・リメッシュ、右はモチーフ・位置合わせ・切り抜き・クレジット。どのグループを出すかは「ウィンドウ」メニューで選べます。
- Tab でパネルを隠し、Shift Tab でモチーフのビューも隠します。W で左右を入れ替えます。
塑像する
粘土の上を左ボタンかペンでドラッグします。どの視点操作を選んでも、粘土の上のドラッグは彫る操作です。ツールは塑像のビューのツールバーかキーで選ぶか、粘土の上で Space を押したままにしてパイメニューから選びます。
| ツール | キー | 動き | 逆の動き |
|---|---|---|---|
| ムーブ | 1 M | まとまった範囲を押す・引く | — |
| クレイ | 2 C | 粘土を盛る | 掘る |
| フラッテン | 3 T | 面を平らに削る | くぼみを埋める |
| スムーズ | 4 S | 表面をならす | — |
| インフレート | 5 I | 形を外へふくらませる | しぼませる |
| クリース | 6 X | 鋭い線を刻む | 稜線を立てる |
| ピンチ | 7 P | 表面を寄せて稜を作る | 広げる |
| マスク | 8 A | 塗ったところを動かないようにする | マスクを消す |
ここで試せます。ツールを選ぶかキーを押し、粘土の上をドラッグします。ドラッグ中に Alt・Ctrl・Shift を押してみてください。
押しながら
- Alt を押している間は逆の動き(表の右の列)。Alt で視点を動かす Blender 風・Maya 風では Ctrl です。
- Shift を押している間は、どのツールでもスムーズ。
- ZBrush 風では、Ctrl を押すとどのツールでもマスクを塗り、Ctrl Alt で消します。Ctrl+背景をクリックでマスクを反転、Ctrl+背景をドラッグでマスクを消す(Mac では Cmd)。マスクしたところは暗く表示されます。
ツール設定
- 「大きさ」と「強さ」:[ と ] で大きさ、Shift [ ] で強さ。
- 筆圧で強さと大きさの両方が変わります。
- 「減衰」(なめらか・平ら・鋭い)はツールごとに選べ、選択肢の下に曲線を表示します。「盛り方」は一筆ずつか、重ねるか。
- 「手ぶれ補正」:ブラシが糸で引かれるようにポインターを追い、線が安定します。
- 「X 軸対称」:すべてのストロークを中心で左右に写します。最初はオフです(モチーフを見て作る塑像は、左右対称とはかぎらないため)。オンにすると、写したブラシが粘土の上に灰色で出ます。
レベルとリメッシュ
- 粘土は、サブディビジョンのレベルを持った球から始まります。大きな形は低いレベルで、細部は高いレベルで:Shift D でレベルを下げ、D で上げ、Shift U で細分化。低いレベルで形を直しても、細部は残ります。
- 「ボクセルリメッシュ」(Shift R)は、選んだ解像度の均一なメッシュに作り直します。「クアッドリメッシュ」(Shift Q)は、形に沿ったクアッド(1,000〜20,000)で作り直します。
- 「モチーフからメッシュ」は、切り抜いたモチーフを粗い粘土の塊にします。写しではなく、仕上げていくための荒取りです。
- 「左右を写す」は片側をもう片側へ写します(どちら向きにも)。「チョークを塗る」で粘土を薄い青にし、彫ったところからチョークが取れるので、どこに手を入れたかがわかります。
- 元に戻す Ctrl Z、やり直す Ctrl Shift Z または Ctrl Y。「新しい球」でやり直します。
モチーフ
右のビューに、見て学ぶ対象を置きます。ファイルをウィンドウにドロップするか、「ファイル › モチーフを読み込む…」を使います。
- ガウシアンスプラット:
.ply(3DGS)、.splat、.spz。見る向きで色が変わるスプラットは「見る向きで変わる色」をオンに。 - メッシュと 3D スキャン:OBJ・PLY・STL(頂点カラーも)
- 画像:移動と拡大、ダブルクリックで全体を表示
開くと、まわりの浮いた点を除いて中心と大きさを自動で合わせます。モチーフのパネルの「位置合わせ」で上方向と回転を決め、「切り抜き」でスキャンの床や背景を切り取り、「クレジット」にタイトル・作者・ライセンス・出典を残します。クレジットはモチーフのビューの下と、モチーフが映るすべての書き出しに入ります。
使う権利のあるモチーフを使ってください。SplatStudy に付いている 3 体の石膏像は CC0 です。
見比べる道具
表示の道具はビューごとに、ツールバーかキーで切り替えます。ツールバーのボタンを Shift+クリックすると、両方のビューに効きます。
| シルエット | K | 両方のビューを平らな影にして輪郭を比べる。視点を連動しているときは一致の割合も |
| シルエットのずれ | Shift K | 粘土のはみ出しと足りないところを色で |
| モチーフを重ねる | O | 塑像の上にモチーフを半透明で |
| 左右反転表示 | R | 画面を反転して、新しい目でまちがいを見つける |
| 垂直線 | V | おもりをドラッグして動かす |
| グリッド | G | 2〜8 分割 |
| 比率を測る | E | それぞれのビューで長さをドラッグし、比を読む |
| ライト | B | スタジオ・斜光・天窓 |
| ワイヤーフレーム | Shift W | 粘土の辺を表示 |
「表示 › タイマー」で時間とセット数を計ります。時計は右上に出ます。
タイムラプス
粘土への操作はすべて時刻つきで記録されます。「タイムラプス › タイムラプスを見る」で、最初の球から形が育つ様子を再生します。
- 再生・一時停止、×10・×60・×300 の速さ、シークバー。2 秒を超える間は詰めます。
- 再生はビット単位で同じ形に戻ります。再生中は彫れません。「塑像に戻る」で自分の粘土に戻ります。
- 「書き出し › タイムラプス動画…」:左右・上下・塑像のみ。16:9・1:1・9:16。速さか、15・30・60 秒に収める長さ。固定の視点か、ゆっくり回る。お好みで経過時間、タイトル、最後の一回転。ブラウザ版は MP4 の動画(動画を作れないブラウザでは PNG 画像の zip)、デスクトップ版は PNG 画像をフォルダーに保存します。
シーンとファイル
- シーンには、粘土とそのレベル、タイムラプスのすべて、モチーフとその位置合わせ・クレジット、視点、見比べる道具の状態が入ります。保存は Ctrl S、開くのは Ctrl O。タイムラプスを除いたコピーは、共有しやすい小さなファイルになります。
- 「ファイル › メッシュを読み込む…」でメッシュから始められます。「書き出し」で OBJ(クアッドのところはクアッドのまま)か STL に書き出します。
- 「書き出し › スクリーンショット」(Ctrl P)は、ふたつのビューを並べて PNG に保存します。画面のまま、または 16:9・1:1・9:16。
キーボードショートカット
最初の ZBrush 風でのキーです。アプリの「ヘルプ › キーボードショートカット」には、選んだスタイルのキーが出ます。
| 1〜8、M C T S I X P A | ムーブ・クレイ・フラッテン・スムーズ・インフレート・クリース・ピンチ・マスク |
| Space(押している間) | ツールのパイメニュー |
| Alt(押している間) | 逆の動き(Blender 風・Maya 風では Ctrl) |
| Shift(押している間) | スムーズ |
| [ ] | 大きさ |
| Shift [ ] | 強さ |
| Ctrl Z | 元に戻す |
| Ctrl Shift Z、Ctrl Y | やり直す |
| テンキー 5 4 6 8 2 | 正面/背面・左・右・上・下 |
| F | 塑像に合わせる |
| Home | 視点をリセット |
| Tab、Shift Tab | パネルを隠す、モチーフも隠す |
| L | 視点を連動 |
| W | 左右を入れ替える |
| R K O V G E B | 左右反転表示・シルエット・モチーフを重ねる・垂直線・グリッド・比率を測る・ライト |
| Shift K、Shift W | シルエットのずれ、ワイヤーフレーム |
| Shift R、Shift Q | ボクセルリメッシュ、クアッドリメッシュ |
| Shift U | 細分化 |
| Shift D か PgDn、D か PgUp | レベルを下げる、上げる |
| Ctrl I、Alt M | マスクを反転、マスクを消す |
| Ctrl P | スクリーンショット |
| Ctrl S、Ctrl O | シーンを保存、シーンを開く |
Mac では Ctrl の代わりに Cmd を使います。